睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気、それが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時無呼吸症候群は下記の3つの種類に分類されます。
◎閉塞型睡眠時無呼吸症候群
上気道の閉塞によるもので呼吸運動がある場合はこれに該当します。肥満者は非肥満者の三倍以上のリスクがあるとされます。
◎中枢型睡眠時無呼吸症候群
呼吸中枢の障害により呼吸運動が消失する場合はこれに該当します。
◎混合型睡眠時無呼吸症候群
閉塞型と中枢型の混合した場合はこれに該当します。
●睡眠時無呼吸症候群の症状
睡眠時無呼吸症候群の症状には下記のようなものがあり、中には糖尿病との関連性があるものもあります。
◎昼間の耐えがたい眠気
◎抑うつ
◎頻回の中途覚醒
◎集中力の低下
◎睡眠時の呼吸の停止
◎大きな鼾(いびき)など
◎夜間頻尿 ※2型糖尿病になりやすくなります
◎起床時の頭痛
◎インポテンツ ※女性の場合は月経不順
◎のどが渇く
◎こむら返り
◎糖尿病性昏睡
●眠時無呼吸症候群の合併症
肥満、高血圧、高脂血症、不整脈、多血症、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病など、眠時無呼吸症候群には様々な合併症があり、動脈硬化性疾患の危険因子といえます。
●睡眠時無呼吸症候群の治療
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療には下記のような療法があります。
◎減量療法
患者が肥満者の場合、減量により上気道周辺の脂肪の重さによる狭窄を改善します。
◎持続陽圧呼吸療法
鼻シーパップ、ネーザルシーパップ装置よりチューブを経由して鼻につけたマスクに加圧された空気(陽圧の空気)を送り、その空気が舌根の周囲の軟部組織 を拡張することで吸気時の気道狭窄を防ぐ療法です。
◎スリープスプリント(マウスピース)療法
スリープスプリント(マウスピース)を用いて下顎を前進させた状態を固定し、気道の狭窄を防ぐ療法です。
◎外科的治療(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)
口蓋垂、口蓋扁桃、軟口蓋の一部を切除し、気道を広げる療法です。
中枢型眠時無呼吸症候群の治療には下記のような療法があります。
◎原因となる脳疾患、心疾患(虚血性心疾患など)などの治療。
◎在宅酸素療法。
◎BiPAP(バイパップ)療法が有効であるとの報告があります。

